2014年 05月 15日
読書日記『青べか物語』山本周五郎 読了 |
昨夜から降り出した雨はお昼すぎにあがった。
洗濯ものをバルコニーに出してブログ作成しよう。
山本周五郎『青べか物語』を読み終えた。
山本周五郎といえば『樅ノ木は残った』でよく知られている
作家だけど、実は未だ読んでない!
この作家が好きな作家のひとりにリストアップしたのは
『虚空遍歴』だ。もう三度くらいは再読した物語。
今回は別の作品に挑戦。何も考えずに選んだのがこの『青べか物語』。
「青べか」って何だろう?、ということが動機か(笑)
読み始めて間もなしにこの疑問は解消。
「青いべかのこと、べか=一人乗りの平底舟」
作者が昭和3年から4年にかけて約1年間、千葉県浦安町(現:浦安市)
に転居してこの小さな漁村に住んだ間の数々のエピソードを
エッセンスにして33編の短編小説化にした作品だった。
読んでいて、これは小説なのか、それともルポなんかと
との思いがず~としていた。
まぁ、この時代の日本の国の各地においても同じような
日常の暮らし風景が展開していたのだろうな。
今では違法行為として警察のお世話になるような
行為が物語の中に散見でき、思わずニャッとする場面も多くあった。
でも、山本周五郎氏はやはり時代小説がいいな・・・
という感想が正直なところだ。
☆心に残った一節☆
「苦しみつつ、なおはたらけ、安住を求めるな。この世は巡礼である」
◇本日の写真
散歩途中で見かける季節となりました「タンポポの種(綿毛)」
子供時代、この綿毛をフーと吹いて遊んだものだな・・・
☆昨日のウオーキング歩数:5215歩
☆車走行距離:3.8km
by mkou1405
| 2014-05-15 14:57
| 本・読書